FutureNet

ASシリーズ

インターネット接続編

2.常時接続

2.4 WinComリダイレクタの利用

当社が提供する「WinComリダイレクタ」を使用することによってセンター側のCOMアプリケーションを利用する例です。あらかじめ、センターの Windows パソコンに、当社製品の「WinComリダイレクタ」をインストールしておきます。Windows パソコン上に仮想COMポートを作成し、COMアプリケーションのアクセスポートとして仮想COMポートを指定することにより、遠隔のAS-250の RS-232ポートと通信が可能になります。

なおAS-250のインターネット契約は固定IPとします。

 

【対象機種】AS-250/F-SC、AS-250/F-KO、AS-250/S、AS-250/KL、AS-250/X

【 構成図 】

WS000010

 

【 設定例 】

rsport scfcport 40000

rsport 0 lcpkeepalive on
rsport 1 convmode redirect
domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 x.x.x.x

nat 0 192.168.254.254 tcp 40000 ipcp 0

nat 47 * * * ipcp 0
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname example

【 設定例解説 】

 domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 x.x.x.x

APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワークアドレス、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。

宛先ネットワークアドレスは、インターネット接続の場合0.0.0.0/0と指定します。 これで全ての異なるネットワーク向けパケットがWAN側への送信対象となります。

WAN側IPアドレスは、予め指定されたIP アドレスをIPCP で通知する場合に指定します。通知しない場合は0.0.0.0とします。

AS-250/Xの場合は、WAN側IPアドレスは不要で”domain 0 au-net.ne.jp au au 0.0.0.0/0 1″のように入力します。

nat 0 192.168.254.254 tcp 40000 ipcp 0

COMリダイレクトサーバとして使うポート番号40000を、WAN側からアクセスできるようにnat設定します。

alwaysonconnect activate on

alwaysonconnect domainname example

常時接続機能を有効にし、接続先APNを指定します。

 

シリアル変換の設定
rsport 1 convmode redirect

AS-250のシリアル変換機能をCOMリダイレクトサーバに設定します。

rsport scfcport 40000

COMリダイレクトサーバの接続待ち受けポートを設定します。