FutureNet

ASシリーズ

インターネット接続編

2.常時接続

2.1 LAN通信

この例は、AS-250は電源投入時にインターネット接続を行い、そのままPPP接続を保ちます。拠点の全クライアントはインターネットアクセスを許可します。また定時リブート機能により、毎日定時にシステム再起動をかけ、圏外状態が一定時間継続したときも再起動をかけます。

 

【対象機種】AS-250/F-SC、AS-250/F-KO、AS-250/S、AS-250/KL、AS-250/X

【 構成図 】

WS000003

 

【 設定例 】

rsport 0 lcpkeepalive on
domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 0.0.0.0
domain 0 pdptype ppp
nat 47 * * * ipcp 0
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname example
oosreset activate on
oosreset time 5
autoreboot activate on
autoreboot time 02:00

【 設定例解説 】

domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 10.10.100.1

APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワークアドレス、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。

宛先ネットワークアドレスは、インターネット接続の場合0.0.0.0/0と指定します。 これで全ての異なるネットワーク向けパケットがWAN側への送信対象となります。

WAN側IPアドレスは、予め指定されたIP アドレスをIPCP で通知する場合に指定します。通知しない場合は0.0.0.0とします。

AS-250/Xの場合は、WAN側IPアドレスは不要で”domain 0 au-net.ne.jp au au 0.0.0.0/0 1″のように入力します。

domain 0 pdptype ppp

PDPタイプを指定します。(工場出荷値はip方式です)

(注意)AS-250/KL、AS-250/XではPDPタイプの指定は不要です。

nat 47 * * * ipcp 0

IPマスカレードの設定です。

 

常時接続の設定
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname example

常時接続を有効にして、常時接続先のAPNを指定します。

通信状態の監視
 rsport 0 lcpkeepalive on

LCPキープアライブにより網の正常性を監視します。

autoreboot activate on
autoreboot time 2:10

定時リスタートを有効にし、毎日午前2時10分にリスタートさせます。

oosreset activate on
oosreset time 5

圏外監視機能を有効にし、待受け状態で圏外状態が続いたらAS-250をリスタートさせます。リスタートまでの時間を5分に設定します。