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FutureNet
ASシリーズ
インターネット接続編
3.省電力
3.2 接点による起動
AS-250のLANに計測装置を接続し、計測装置からデータを送りたい時だけAS-250を省電力状態から起動し、インターネット接続させます。AS-250の起動は入力接点の変化によるものとし、起動すると接点変化を管理者にメール通知します。AS-250が接点変化を検出してからメール送信するまでに、回線状況により数秒から10秒程度を要します。
AS-250は一定時間無通信が続くとまた省電力状態に戻ります。省電力中だけ接点出力をオフにします。また回線障害対策として、待受け状態で圏外状態が3分継続したらAS-250を再起動するよう設定します。
【対象機種】AS-250/F-SC、AS-250/F-KO、AS-250/S、AS-250/KL、AS-250/X
【 構成図 】
【 設定例 】
main ip 192.168.100.1
main mask 255.255.255.0
main packetforwarding on
rsport 0 lcpkeepalive on
rsport 0 inactivitytimer 60
rsport 0 forcedtimeout 300
domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 0.0.0.0
domain 0 pdptype ppp
nat 47 * * * ipcp 0
dnsrelay activate on
oosreset activate on
oosreset time 3
powersaving activate on
powersaving idletimer 100
di 0 powerontrigger on
do 0 initialctrl on
do 0 powersaving off
mail server 0 smtp smtp.sample.com 25
mail server 0 fromaddress from@sample.com
mail peer 0 to@sample.com
mail peer 0 notify di0on on server 0
mail peer 0 notify di0off on server 0
【 設定例解説 】
main ip 192.168.100.1
main mask 255.255.255.0
AS-250のLAN側IPアドレスとサブネットマスクを設定します。
発信のトリガとなったパケットは保存し、接続後にまとめて送信します。
rsport 0 inactivitytimer 60
rsport 0 forcedtimeout 300
PPP無通信切断タイマを60秒、PPP強制切断タイマを300秒に設定します。(AS-250/XではPPP強制切断タイマの設定はできません)
APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワークアドレス、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。
宛先ネットワークアドレスは、インターネット接続の場合0.0.0.0/0と指定します。 これで全ての異なるネットワーク向けパケットがWAN側への送信対象となります。
WAN側IPアドレスは、予め指定されたIP アドレスをIPCP で通知する場合に指定します。通知しない場合は0.0.0.0とします。
AS-250/Xの場合は、WAN側IPアドレスは不要で”domain 0 au-net.ne.jp au au 0.0.0.0/0 1″のように入力します。
PDPタイプを指定します。(工場出荷値はip方式です)
(注意)AS-250/KL、AS-250/XではPDPタイプの指定は不要です。
DNSリレーを有効にします。
IPマスカレードの設定です。
待受け状態で圏外状態が3分継続したらAS-250をリスタートさせます。
省電力の設定
powersaving activate on
powersaving idletimer 100
省電力機能を有効にし、省電力に移行するアイドルタイマを100秒に設定します。
入出力接点
入力接点DI0がオンになったとき、省電力状態から復帰させます。
出力接点0の初期値をオン状態にします。
出力接点0の省電力状態中はオフにします。
メールの設定
SMTPメールサーバを登録します。
送信元メールアドレスを設定します
宛先メールアドレスを設定します。
入力接点0の変化をイベントとしてメールサーバ0を使って通知します。