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FutureNet
ASシリーズ
インターネット接続編
2.常時接続
2.2 RS-232通信
AS-250をPPP常時接続にしておき、センターから必要に応じてTCP接続して計測装置とデータ送受信を行います。AS-250のシリアル変換機能はTCPトランスペアレントモードのサーバ(工場出荷値)で使います。センターからTCP接続するために、WAN側IPアドレスは固定IPの取得が必要です。また障害回避しのため、定時リブート機能や、圏外リブート機能を設定しておきます。
シリアル変換機能はボーレートだけを変更しています。nat設定に関しては、通信が工場出荷値のAS-250(自ノード)宛てだけなので、これも設定の必要はありません。
センターからは、下記構成図のグローバルIPアドレスx.x.x.xのTCPポート33337(工場出荷値)にコネクションすることで、計測装置と通信できます。
【対象機種】AS-250/F-SC、AS-250/F-KO、AS-250/S、AS-250/KL、AS-250/X
【 構成図 】
【 設定例 】
domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 0.0.0.0
domain 0 pdptype ppp
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname example
rsport 1 baudrate 19200
rsport 0 lcpkeepalive on
autoreboot activate on
autoreboot time 2
oosreset activate on
oosreset time 5
【 設定例解説 】
APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワークアドレス、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。
宛先ネットワークアドレスは、インターネット接続の場合0.0.0.0/0と指定します。 これで全ての異なるネットワーク向けパケットがWAN側への送信対象となります。
WAN側IPアドレスは、予め指定されたIP アドレスをIPCP で通知する場合に指定します。通知しない場合は0.0.0.0とします。
AS-250/Xの場合は、WAN側IPアドレスは不要で”domain 0 au-net.ne.jp au au 0.0.0.0/0 1″のように入力します。
PDPタイプを指定します。(工場出荷値はip方式です)
(注意)AS-250/KL、AS-250/XではPDPタイプの指定は不要です。
常時接続の設定
alwaysonconnect domainname example
常時接続を有効にして、常時接続先のAPNを指定します。
シリアル変換の設定
シリアル変換機能はのRS-232の通信速度だけを19200bpsに変更し、その他の設定は工場出荷値をそのまま使用します。
通信状態の監視
LCPキープアライブにより網の正常性を監視します。
autoreboot time 2
定時リスタートを有効にし、毎日午前2時にリスタートさせます。
oosreset time 6
圏外監視機能を有効にし、待受け状態で圏外状態が続いたらAS-250をリスタートさせます。リスタートまでの時間を6分に設定します。