FutureNet
NXR,WXRシリーズ
運用管理編
3. パケットダンプ
3-2. パケットダンプの外部転送
pcap形式で取得したパケットダンプはリモートサーバや外部ストレージに転送することができます。ここではCLI(コマンドラインインタフェース)を利用して、FTPサーバやSSHサーバといったリモートサーバやUSBメモリなどの外部ストレージにパケットダンプを転送する方法について説明します。
【 実行例 】
〔FTPサーバの利用〕
<パケットダンプの転送>
succeed.
dumpコマンドで取得したpcap形式の実行結果をFTPサーバ192.168.10.100上に転送します。なお、この実行例ではファイル名をdump.pcapとします。またFTP サーバを利用して転送する場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よって、ユーザ名やパスワードを指定することはできません。コマンド実行後、パケットダンプを転送します。
(☞) サーバ内でパケットダンプをディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のようにIPアドレスの後に「ディレクトリ名/ファイル名」を指定します。
〔SSHサーバの利用〕
<パケットダンプの転送>
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.
dumpコマンドで取得したpcap形式の実行結果をSSHサーバ192.168.10.100上に転送します。なお、この実行例ではファイル名をdump.pcapとします。この時SSHサーバのIPアドレスとともにログイン用のユーザ名を合わせて指定します。この実行例では、ユーザ名をtestとします。コマンド実行後、SSHサーバへのログイン用パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。ログイン後、パケットダンプ結果を転送します。
(☞) サーバ内でパケットダンプ結果をディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のようにIPアドレスの後に「ディレクトリ名/ファイル名」を指定します。
〔外部ストレージの利用〕
<パケットダンプの転送>
succeed.
dumpコマンドで取得したpcap形式の実行結果をdisk0と認識された外部ストレージに転送します。なお、この実行例ではファイル名をdump.pcapとします。
(☞) 外部ストレージでパケットダンプ結果をディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のように「ディレクトリ名/ファイル名」を指定します。