FutureNet
NXR,WXRシリーズ
運用管理編
2. 設定の保存・復帰
2-5. 設定の復帰1
ここではCLI(コマンドラインインタフェース)を利用して、FTPサーバやSSHサーバといったリモートサーバやUSBメモリなどの外部ストレージに保存している設定を復帰する方法について説明します。復帰した設定はstartup-config(本体内のフラッシュメモリに保存され起動時に使用する設定)に保存されます。よって、running-config(現在動作している設定)に上書きすることはできません。なお、設定復帰可能なファイル形式はXML形式、またはtar.gz形式となります。
【 実行例 】
〔FTPサーバの利用〕
<設定の復帰>
succeed.
FTPサーバ192.168.10.100上にある設定ファイルを復帰します。なお、この実行例ではファイル名をconfig.xmlとします。またFTPサーバを利用した設定のバックアップを行う場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よって、ユーザ名やパスワードを指定することはできません。コマンド実行後、設定ファイルの復帰を開始します。なお、復帰した設定はstartup-configに保存されますので、次回起動時に復帰した設定は有効になります。
(☞) サーバ内で設定ファイルをディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のようにIPアドレスの後に「ディレクトリ名/設定ファイル名」を指定します。
(☞) 送信元IPアドレスを指定することも可能です。通常は出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に有効です。
(☞) NXR-130/Cではstartup-configの代わりにflash-configを指定する必要があります。(2015/2現在)
〔SSHサーバの利用〕
<設定の復帰>
test@192.168.10.100’s password:[パスワード]
succeed.
SSHサーバ192.168.10.100上にある設定ファイルを復帰します。なお、この実行例ではファイル名をconfig.xmlとします。この時SSHサーバのアドレスとともにログイン用のユーザ名を合わせて指定します。この設定例では、ユーザ名をtestとします。コマンド実行後、SSHサーバへのログイン用パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。ログイン後、設定ファイルの復帰を開始します。復帰した設定はstartup-configに保存されますので、次回起動時に復帰した設定は有効になります。
(☞) サーバ内で設定ファイルをディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のようにIPアドレスの後に「ディレクトリ名/設定ファイル名」を指定します。
(☞) 送信元IPアドレスを指定することも可能です。通常は出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に有効です。
(☞) NXR-130/Cではstartup-configの代わりにflash-configを指定する必要があります。(2015/2現在)
〔外部ストレージの利用〕
<設定の復帰>
succeed.
disk0と認識された外部ストレージ上にある設定ファイルを復帰します。なお、この実行例ではファイル名をconfig.xmlとします。コマンド実行後、設定ファイルの復帰を開始します。復帰した設定はstartup-configに保存されますので、次回起動時に復帰した設定は有効になります。
(☞) 外部ストレージで設定ファイルをディレクトリ毎に管理している場合などは、下記のように「ディレクトリ名/設定ファイル名」を指定します。
(☞) NXR-130/Cではstartup-configの代わりにflash-configを指定する必要があります。(2015/2現在)