NXR,WXRシリーズ

1-2. 起動時のファームウェア指定

通常起動時は本体内のフラッシュメモリに保存されている1つのファームウェアを使用して起動しますが、一部機種では本体内のフラッシュメモリに2つのファームウェアを保持することが可能です。これにより運用状況に応じて、すぐに以前の状態に戻して運用を継続することができます。ここではCLI(コマンドラインインタフェース)を利用して、この機能に対応している機種における起動時のファームウェア指定方法について説明します。

【対象機種】NXR-230/C,NXR-350/C,NXR-G100シリーズ,WXR-250

【 実行例 】

<動作中のファームウェアバージョンの確認>

現在動作中のファームウェアバージョンを表示します。

<保存されているファームウェアの確認>

本体内のフラッシュメモリに保存されているファームウェアのバージョンを表示します。

<ファームウェアの起動設定の確認>

次回起動時のファームウェアが保存されている面、および現在動作中のファームウェアが保存されている面を表示します。この実行例では、次回起動時のファームウェアおよび動作中のファームウェアともにflash1に保存されているファームウェアとなっています。

<次回起動時のファームウェア指定>

次回起動時、flash2に保存されているファームウェアで起動する設定です。

<補足>

ファームウェアの更新時にも、no-bootオプションを指定することで更新したファームウェアでは起動しないよう設定することが可能です。
CLI からのファームウェアの更新については1-1. CLI からのファームウェア更新をご参照ください。